その他

ペインクリニックで対象となる、その他の疾患について説明します。

冷え・しびれ

「冷え」 は痛みと関係することも多く、末梢血管の障害、末梢神経の障害、自律神経の不調などが原因となります。
冷えを改善することで痛みやしびれが改善することも多く、漢方薬、神経ブロック、物理療法などを組み合わせて治療を行います。

四肢の血流障害

手足の血流障害(閉塞性動脈硬化症、レイノー症状など)も痛みを伴います。
ペインクリニックでは、手足の血流障害や痛み(虚血痛など)も治療の対象となります。
四肢末梢の微細な血管の血流を改善する方法として、内服薬や点滴などがありますが、これに加え、神経ブロックを行う事で痛みの緩和と血流の改善をはかります。

術後痛(遷延痛術後痛)

手術後の痛みは徐々に軽減していくものですが、3ヵ月以上続くものを遷延性術後痛と言います。
開胸術(胸腔鏡を含む)や乳房切除術、下肢の手術後などにみられることが多く、細い神経の損傷や炎症の持続などが原因と考えられています。
適切な鎮痛剤の選択や神経ブロックを行う事で症状の改善をはかります。
術後の痛みが続く場合はご相談ください。

がんの痛み

がん治療の基本は化学療法や放射線療法、手術などですが、がんに伴う痛みは一般の鎮痛剤では効果が不十分な場合があります。
また化学療法や手術の副作用である神経痛やしびれ、その他にも不眠、倦怠感、食欲低下など様々な体の不調が現れるため、全人的な治療が必要になります。
当院では鎮痛剤(医療用麻薬を含む)、漢方、神経ブロックなどを組み合わせて総合的に治療を行います。
ペインクリニック、緩和ケアでの知識と経験を活かし、少しでも生活の質が改善できるようアドバイスいたします。